明日の土曜日は愛知県にて映画『時の絲ぐるま』のプライベート上映会を催します。
瑞穂の国、日本。即ちお米。
ムラからクニへと発展し、この国の文化や国民性はお米を中心に形成されてきました。しかし、私たちにとっての大切なお米が大変な危機に瀕しています。米の単価と消費は下がり続け、高額な農機具を維持できず田を手放す農家さん。そして放棄地はオセロの様に次々と住宅に変わり、カエルの鳴き声は消え失せ、身近な生物多様性に気づかず成長する子供たち。白米が何から出来ているか知らず、「いただきます」の意味も忘れ、増え続ける食品ロス。それも一因となる気候変動…。
お米一粒の感謝を失うことにより、お米の危機そして負のスパイラルを生み、今私たちはアイデンティティ崩壊の崖っぷちに立たされようとしています。
それをなんとか少しでも食い止めたい。それが地球写真家の役割であり、そのためにもこの映画を一人でも多くの人へ伝えていきたいのです。どうか皆さん力を貸してください。